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葉山の秘湯「星山温泉」からの道程 [大なり小なり旅の記録]

謎に満ちた星山温泉

民家脇の砂利道は深い轍が刻まれており、車で向かうのは困難と予測されます。
蜘蛛の巣も散見されるので、道ばたで拾った木の枝を新体操のリボン運動の要領でぐるぐるしながら進みます。
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やや急な傾斜も程なく終わりを告げたあたりでスクーターが追ってきました。
なぜか機先を制して「こんにちわ!」と笑顔で挨拶。
おそらく温泉のご主人はやや面食らった感じでした。
砂利道入り口の民家がご主人のお宅のようです。
「こんにちわ。温泉ですか?」
「はい」

そして、汐入駅から2時間ほどかけて、ついに辿り着いた星山温泉はこちら!
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キャンプ場ではありません)

妙に積極的な客なので、ご主人は怪訝に思ったのでしょうか。
「こちらは何度目かのご利用でしょうか?」
「いえ、初めてです」
でもブログをふたつ見てきたんで、勝手はわかってます!

「こちらです」
物腰柔らかなご主人の後についていくと、脇の藪から転げてきたものがありました。

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わー!子ヘビだー!かわいい!

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ご主人「こちらになります」

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ご主人「こちらが脱衣所でして」

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ご主人「こちらが浴室になります。蛇口からは冷たい温泉水が出ますので、適温に埋めてお入り下さい」

「…このようになっておりますが、それでもよろしいですか?」
むむぅ、紳士的だ。
「はい。よろしくお願いします」(即答)
さっそく入湯料500円を支払って、汗だくのシャツを脱ぎ脱ぎ。
えー、いろんな意味で凄い脱衣所ですが、足ふきマットや衣類籠は清潔ですし、時計も正確な時刻を指しています。

で、いろんな意味で凄い浴室ですが、敷き詰められた簀の子もちゃんと掃除してあります。
浴槽、浴槽のフタ、かき混ぜ棒、椅子、洗面器等も水垢はありません。
それに、壁には心和む絵もあります。
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裏手でご主人が廃材をガンガン炊くので、ふたつある蛇口を全開にして湯加減を調整します。
泉質はけっこうぬるぬるでして、体を洗っても泡がちゃんと落ちたか判別しがたいほどでした。
温浴効果は抜群でして、浴槽に浸かると程なくしてポカポカしてきました。

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ちなみに戸の立て付けは思いの外良く、するりと開閉します。

予想以上に爽やかな気持ちで風呂から上がり、ご主人にお礼を行ってから出てきました。
…ここには他にも二棟ほど建物があり、休憩室になっているそうなのですが、そこはそれでけっこう凄いらしいです。
ご主人はお話好きな方とのことですが、自分は率先してそちらを利用させていただく度胸はありませんでした。
こんな不甲斐ない自分を笑ってくだすっても、いいのですよ(遠い目)

星山温泉~葉山公園 2.78キロ

http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
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爽やかな秋風に吹かれるままに、西へ進路を取ります。
徐々に頭がごわごわしてきました。
石けんの持ち合わせは洗顔フォームしかなかったのですが、これで頭を洗うもんじゃありませんね。

10分ほど歩くと、農村地帯からけっこうハイソな住宅街に遠藤は姿を変えます。

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昼寝しているにゃんこもなんだかセレビリティー。さすがは御用邸のある葉山です。

相模湾まで突き抜けると葉山公園。
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去年11月、自分がトンビにチャイマフィンを掻っ攫われた惨劇の現場です。
ほぼ三浦半島を横断した事になりますが、ここから国道を南下します。


葉山公園~荒崎入り口 8.73キロ

http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
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2011 1010 34.jpg
長者ヶ崎です。この日の海は柔らかい秋の日を映していました。

この日はおにぎりふたつしか食べていなかったので、途中の喫茶店でドライカレーをいただき、パワーを補充してから再スタート。
このあたりで15時ぐらいだったでしょうか。

2011 1010 35.jpg

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立石公園。

ここまでは無邪気に海を眺めながら進んでいたので気にならなかったのですが、国道134号線がいったん内陸に入る頃になると脚が重くて仕方なくなりました。
やはり病み上がりだからかなあ、などと思ったのですが、けっこうな距離を歩いてきたのですね。
沿道のコンビニでこの日3本目のペットボトルを買ったりしました。
2011 1010 37.jpg
御幸浜の自衛隊基地を過ぎたあたりの石材店の店先にあった鹿の像。
絶妙な位置に丸い石が置かれていました。
奈良の春日の青芝に~ 腰を下ろせば鹿の糞~」
などと小百合ボイスで脳内再生しつつ、疲れた足を引きずる夕べ。


荒崎入り口~三崎口駅 3.66キロ

http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
z=17&t=1&c=35.180298,139.636424&p=35.208144,139.627465_35
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ようやく京浜急行の終点、三崎口駅に近づいてきました。
するとくねくねと続く上り坂にこんな看板が。

2011 1010 38.jpg
控えめな「いい街だ」という主張に好感が持てます。


さて、いいかげん日も傾いてきたのでこの日の散歩はここまで。
ここの駅前ではお酒のつまみでお馴染みのマグロの角煮が売ってるので、それをお土産に買い込んで、快適にも程がある快速特急で寝こけながら帰りました。

みなさんも、秋の散歩がてら星山温泉へ赴かれたらいかがでしょうか?
10回利用すると1回ただにな補助券ももらえますよ♪
そこには
「稻龍 神山スポーツランド 所長 新倉強二朗  創立者、哲理姓名鑑定士 新倉国二朗」
と記されています。
やはり何代かの夢だったのか…。いや、その辺の経緯についてはこちらに書かれてるんですけどね。
http://www.heavenly-spring.com/japan/kanagawa/hoshiyama/index.html
しかし「哲理姓名鑑定」という耳慣れないアビリティの謎が新たに発生したのでした…。
こりゃ、あなたが行って聞くしかありませんね!
いってらっしゃい!

ではでは~。
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葉山の秘湯「星山温泉」への道程 [大なり小なり旅の記録]

10月の3連休はどこかへ旅立とうとも思いつつ、風邪の病み上がりだったりしたこともあって、結局近場で済ませることにしました。
なんとなくマグロの角煮が食べたかったので、三崎方面にも寄ることにして、いい加減涼しくなってきたので温泉もいいなあ…などと思い「三浦半島 温泉」でググってみました。
いくつか候補を物色していると、ひとつだけ入湯料が安いところが。
そこをさらにググってみたら、慰安旅行とか湯治とか、そんなイメージとはかけ離れた、実にとんでもない所であるようでした。
その名は「星山温泉」。

行ってみたい。

今回は当地へ至るまでの路上観察の成果でして、気になる温泉の様子は次回になります。
コースはこちら↓
http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
z=17&t=1&c=35.26124,139.603357&p=35.280099,139.66198_35.2
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↑ここまでをURLにコピペして下さい。大雑把なルートが表示されます。
では行ってみましょう♪


2011 1010 01.jpg
最寄り駅は京浜急行汐入駅か、新逗子駅、もしくは横須賀線衣笠駅です。
しかし新逗子から南は道が狭く歩きにくいので、運賃を勘案して汐入駅からスタートします。

駅の西のバス通りを南西へ向かいます。
基本的にここからはずーっと道なりに進みます。

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どこかで見たような、でもやっぱりどこか違っているようなキャラクター
こういうの好きです。少なくとも個人事業主がやってる限りは目くじら立てるもんじゃないと思います。
もっとも、九州の某市のように町興しとかにするのは問題だと思いますけど…。

この道は、トンネルをくぐった先の「池上十字路」からは県道27号線になります。

2011 1010 04.jpg
イラストがイカしてます(笑)

2011 1010 05.jpg
突如現れたミニの墓場。

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墓場その2。
ここに至るまでの経緯が気になります。

2011 1010 07.jpg
民家の車庫にあった、何か。
菌類か何かでしょうか?

横浜横須賀道路をくぐるあたりで川に沿うようになります。
2011 1010 09.jpg
辺りの景色はこんな感じ。
気温はぐんぐん上がり、Tシャツ一枚で歩いていました。

2011 1010 10.jpg
モーターボートの販売店のようでしたが、看板と鳥居との関わりがうまくイメージできません。
はっ、ひょっとして補陀落渡海?(違うって)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%9C%E9%99%80%E8%90%BD%E6%B8%A1%E6%B5%B7

2011 1010 11.jpg
湘南国際村入口の交差点で見つけた看板。
一番大切な部分が読めませんw


さて、湘南国際村交差点からすぐ、①「水源地入り口」という交差点を左折して降りていきます。
2011 1010 12.jpg

②川を渡り、左手に老人ホームをみて道なりに進むと、交差点。
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ここを左に曲がるのがわかりやすい道順ですが、自分は逆側から入ってしまったので、とりあえず帰りに撮影した画像から現地への道順だけ説明します。

2011 1010 18.jpg
③ここから曲がりくねった坂道を上ります。

2011 1010 19.jpg
④この変形五叉路を矢印の方向へ降ります。

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⑤石仏のある角を左折して、また降りていきます。

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⑥こちらの民家の手前を左折。

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この道を進むと、星山温泉に到着です。


さて、さっき言った遠回りで、穴守稲荷神社という所にさしかかりました。
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やや過剰な密度の主張の数々から「ああ、自分は確かに近づいているのだな」という感を強くします。
この新倉強二朗氏の「稲龍神山スポーツランド」の一環として星山温泉があるそうで、この構想はいつか実現するのでしょうか。

2011 1010 15.jpg
こちらが穴守稲荷神社。ハンドメイド感覚ですね。
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こちらには「新倉健二朗」氏の名前が。

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こちらには「新倉國二朗」氏の名前が。

…ひょっとして、これから向かう星山温泉って、新倉氏三代の夢の詰まった温泉なのでしょうか?
彼らの夢に乞うご期待!(つづく)
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2011 北海道&東北旅行(4)  [大なり小なり旅の記録]

7/17(日曜日)

よく寝て目を覚ますと、雲ひとつない晴天でした。
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窓の外は青い海。そんなに遠くないところに下北半島が見えました。六ヶ所村の原子力施設が見えるかと思いましたが、よくわかりませんでした。
ちょっと船内を探検。
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「嘔吐袋」ってインパクトあるなあ。

八戸港に近づくと、防波堤の残骸と思われる大きなコンクリート片が骸を晒していました。
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八戸港はいまだ復旧作業中で、苫小牧港のようにターミナルまで通路で行くことは出来ません。車の出入り口から小さなバスに乗り、ターミナル前でシャトルバスに乗り換えます。
タクシーもいて、ここから本八戸駅までどちらで行こうか迷いましたが、タクシーの運ちゃんに所要時間を聞いてバスと大差ないことがわかり、そのままシャトルバスを選択。
時間的にギリギリでしたが、1分違いで逃してしまいました。
八戸の中心地は、新幹線、及び青い森鉄道の八戸駅ではなく、港に近い八戸線の本八戸駅です。ここで青い森鉄道に接続する八戸線を逃がすと、2時間ほど待たなければならず、八戸駅まで先回りするしかありません。
駅で朝食前の頭を働かせて、なるたけ安くて効率的なルートを考えつつ、たまたま傍らを通った制服姿のおじさんにバスの停留所の位置を聴いたところ、本八戸から八戸行きのバスは街の中心部から出発するそうで、ここからは少し歩くそうです。
時間がないぞ、どうするどうする!
「じゃあ、俺のタクシー乗ってく?」
Σ( ̄ロ ̄lll)!
なんと彼は駅員ではなく、タクシーの運ちゃんでした。
これも何かの縁と思い、二つ返事で乗り込みます。シャトルバスを含めて1500円ちょっと。まあ納得できる出費です。八戸→盛岡は新幹線だと4000円弱。

思いがけなく客をゲットできた運ちゃんは、幹線道路を快調にぶっ飛ばし、駅周辺では信号待ちを避けて裏道を使い、青い森鉄道上り列車の発車10分前に運んでくれました。
すげー速ええ!
ちなみに八戸の街では、特に震災の影響は見られませんでした。
運ちゃんの奮闘のおかげで駅弁も買えました。ホームの待合スペースで5分で平らげます。
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8:47、八戸を出発。

青森から岩手県境の目時(めどき)を結ぶ、元東北本線の第3セクター路線、青い森鉄道はもちろんJRではないので「青春18きっぷ」などで乗車することは出来ません。しかし今回使用した「北海道&東日本パス」では乗ることが出来ます。
その目時(めとき)駅の小ささにいましたく。第三セクターとは自治体が運営するものなのだと改めて思い至ります。
青森県内はその名の通り森林が豊かで思いの外景観を楽しむことが出来ました。
途中、何度か貨物列車の待ち合わせをします。言うまでもなく被災地への物資の輸送です。クロネコヤマトのコンテナが目立ちました。
八戸ではそうでもなかったのですが、盛岡駅へ降り立つと余りの暑さに面食らいました。ただでさえ涼しい北海道は雨天だったので、気温のギャップが激しかったです。

ここからは東北本線をひたすら南下します。
途中、一ノ関と小牛田で乗り換えますが、小牛田を過ぎると田んぼの中で大きく傾いた電柱が目につくようになります。市街地や住宅地ではそうでもないのですが、震災直後はどこもこんな状態だったのかもしれません。
ビニールシートを被せられ、新しい瓦を待っている屋根もちらほら目につくようになります。
他にもいろいろ自身の爪痕を横目に、14時過ぎ、塩釜到着。

2006年の初詣に塩竃神社を訪れたことがあり、地震を境にどう変わったのかこの目で確かめてみたくなり、立ち寄ることにしました。
そのときは仙台駅から雪の残る国道45号線を歩いたのですが、今回は東北本線塩釜駅から神社へ向かいます。
斜面の中腹に位置する駅前からは地震の影響はまったく見られませんでした。
それにしても暑い。お土産にチョコレートなども含まれていたので、買い物袋の中に濡れ手ぬぐいなどを仕込んで内部の温度が上がらないように工夫を試みます。(一応これは功を奏したようです)

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汗をダラダラ流しつつ到着。
塩釜神社と志波彦神社をお参りしましたが、境内も綺麗なもので、石灯籠の傘が落ちていたぐらいでした。

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途中、車を何台か丸ごとお祓いできるスペースを撮影したりしましたが、なにぶん暑い。お腹も減ってきたので、初詣の際に年越しそばをいただいたお蕎麦屋さんへ行ってみることにしました。
仙石線本塩釜駅方面へ下る坂を降りてしばらく進むと、ありました。震災後も元気に営業しているようです。
昨日との気温差に辟易していたので、冷えとろそばを注文。
注文を受けたおばちゃんの目がやや光っていたのが気になりました。案の定、なかなか来ません。
ようやくやってきた「冷えとろそば」に驚愕しました。

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なんじゃこりゃあ!
錦糸卵、キュウリ、カイワレ、カボチャ天、海老天、海苔、とろろ、生卵、そしてスイカ。西瓜!
これらが一抱えもある器の中で絶妙なバランスで配置されているのです。
そういえば若干おそばが伸びていたような…。でも美味しかった!

お腹も一杯になったところで、川沿いの道なりに本塩釜方面へ。
やがて、川の両サイドが妙に寒々しいことに気付きました。
建物がないのです。
残った家屋も、海側の壁が無くなって柱だけになっていたり、ひしゃげていたり、無事なものはありません。
学習塾の入った頑丈そうなビルは屹立していましたが、1階の窓の地上2メーターほどのところに泥のラインがありました。その高さまで水が押し寄せたのでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=amg5S_bODzo
こちらの動画に映っている道に行ってみました。
2006年に通ったときには何てことない道でしたが、今なお様々な残骸が取り残されています。
ピンクの布が結びつけられ、横倒しになった道路標識。

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打ち上げられたまま放置されている漁船もありました。

2011 0717 08.jpg
観光港へ向かう遊歩道の舗装は剥がれ、歩道の鉄柵にせき止められていました。


この辺りになるともうすっかり物見遊山の身の上が遣りきれなくなって、デジカメはバッグにしまいました。
この海沿いの一画にはイオンの大きな建物だけが残り、周囲の更地には真新しい家が建ちはじめていました。
なお、その周辺の信号機は機能していませんでした。
仙石線本塩釜駅は構内の各所を補修中。よもや塩釜駅とここまで差があるとは。
列車に乗り込むと、大きな荷物を抱えた自分が恥ずかしくなったので、寝たふりをしていました。
すると、ギャルな会話が聞こえてきました。以前乗ったときも思いましたが、この路線は若者が多いです。
「お酒とか飲まなきゃいけないの?」
「んー、お茶だね。で、あっちもちでさー。ン千円。おごってくれんの」
「でも遅くなるじゃん」
「店の人が家まで送ってくれるよ」
「なにそれ。超いいじゃん」
「ほら。ちょっとジョナサンとかじゃ(バイト代)安いじゃん。アホらしくなってくる」
どうして見ず知らずの娘に貢ぐか。
どうしてわざわざ送るのか。
どうして割がいいのか。
そういうことは考えないのかな。ちなみにその仕事、きっと犯罪だよ。
以上、仙石線のギャルふう女子高生グループの会話でした。
子供は大人の定めた価値に沿って自己を形成していくんですね-。
夜の女はこうして作られていくのか、と割り切れない気持ちで仙台下車。

やたらと若者で混雑している福島行き列車では結局座れず。
おまけに炎天下を歩いたために腹を壊し、東北本線随一の絶景を誇る貝田~藤田間を見過ごしてしまいました。
トイレの前には襟足の処理不足の駄目インド人系メガネ男子二名が薄気味悪い笑顔を浮かべてひとつの携帯に見入っており、彼らが親密に寄せ合う額の間から見晴らしの良い風景を見なければなりませんでした。
何だよこいつらは!泣きたい。でも泣くもんか。
悔しいんで、雄大な風景に会うBGMとして、ORIGINAL LOVEの「ティアドロップ」を聴きました。

福島からの郡山行きは座れまして、ようやく一安心。
郡山は盆地ということもありかなりの暑さ。周りの人も涼しそうな格好をしています。
目に入る限り、放射線対策に長袖&マスクという人はいませんでした。むしろバミューダパンツにタンクトップとか、そういう人ばかり。
むしろ地震そのものの被害が目につきました。至る所にひび割れが走り、ロータリーを覆う歩道橋も、立ち入り禁止の部分がありました。
夕飯をロッテリアで調達して今晩の宿へ。今夜はようやく静止した床の上で眠れます。
フロントの男性はスマイリーキクチから仏心などを削ぎ落とした感じのルックスと人当たり。もう一人の女性フロントとの乾いた確執も何となく漂っていました。
設備の充実した大浴場から戻り、夕飯を食べながら何故か前田敦子主演のドラマを寒々しい気持ちで眺め、早めに床に就きました。
明日は早いので…。
その理由も含めて、次回へ続きます。

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2011 北海道&東北旅行(3) [大なり小なり旅の記録]

7/16(土曜日)・その2

秩父別から再び留萌本線に乗り込みます。さっぱりしてお腹いっぱいになって、そのまま寝込みます。
目覚めたら留萌。ここからは海沿いを走るのでくわっと目を見開き、向かって右側の席へいそいそと移動します。
待望の海を望むも、曇天によりものの見事に無彩色。
とはいえ、抜けの良い光景は心地好い…はずが、後ろの席のおばさんが引っ切りなしに独り言を呟いていて、気味の悪いことこの上なかったです。
とほほ。
このあたりになるとアイヌ語の地名への当て字がすごいことになってきます。
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「あふん」て。
ちなみに「のぶしゃ」→信砂、「れうけ」→礼受です。

そして終点。全世界の男性諸氏憧れの駅、「増毛」についに降り立ちました。
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これが、実に寂しい終着駅でした。
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行って帰ってくるだけ、車庫も無し。冬はさらに寂寥感が増すと思われます。

ここはかつて港町として栄えたそうで、明治の建物を保存しています。一風変わった町並み。
海へ行くと海岸は一面のテトラポットで護岸されており、フナムシいっぱい。
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しばらく海を眺め、右側(北)の海岸線へ視線を移すと、いくつか風車が見えました。

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港町といえば猫。この子猫はカメラを構えても逃げませんでした。かわいいなあ。

漁港へ向かう途中で、ぶっ壊れたカラスの死骸を見つけましたた。
港でワシがカラスを襲っていました。カラスにも天敵っているんですね。駅への道すがらもうひとつ見つけました。
矢追純一さんは増毛に来るといいのではないでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%AD%BB%E9%AA%B8%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E8%A6%8B%E3%81%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B%E2%80%95%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E5%B8%B8%E8%AD%98%E3%81%8C%E3%81%B2%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%82%8B%E6%9C%AC-KAWADE%E5%A4%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%9F%A2%E8%BF%BD-%E7%B4%94%E4%B8%80/dp/4309491499/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1311681489&sr=8-2

1時間しかなかったので、とりたてて名所に立ち寄るわけでもなく帰りの列車に乗り込みました。
このあたりの車両には冷房はありません。多少蒸しても窓を開けるか扇風機のスイッチを入れれば事足ります。
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北海道の車窓を眺めていつも思うのは、ここの廃墟は壊れっぷりが物凄いということ。
まるで巨人に踏みにじられたように粉々に潰れています。
これはやはり極端な温度差から来るのではないかと想像しています。
木造家屋の建材にしみこんだ水分が凍って膨張して、ひびが徐々に拡大していき、全体的に脆くなって、時期が来ると一気に潰れるのではないか、と。
かつて今はなき、ちほく銀河鉄道沿線を歩いたとき、表面が粉々に破砕しているコンクリート橋を見たことがあります。

深川で1時間ほど乗り換え時間があったので、お土産など買い、街中をプチ散策しました。
滝川にくらべて個人商店が元気な街で、文房具屋さん、葬儀屋さん、都心でもなかなか見かけなくなったお店がちゃんと揃っていました。
駅に隣接している物産館にお土産がいっぱいあったのでお買い物。ついでに買ったのは巨大な150円のメロンパン。
列車の中で早速食べたんですが、これがとても旨い。一体どこまで美味しいんだ北海道!

岩見沢で乗り換えですが、お祭りかなにかあったらしく、高校生が大量に乗り込んできました。またかよ…。
ちょうど日も暮れてしまったのでiPodの中に引きこもっている内に寝入り、目覚めると自分の車両には誰もいなくなっていました。
せっかくなので靴下を脱ぎ、水ぶくれの手当てを敢行。
今回はずいぶん荷物が多くなってしまったのですが、眉毛切りハサミと絆創膏が役に立ちました。
こんなものが入り用になる旅も初めてです。

終点、苫小牧には9時過ぎに到着。
列車の天井からイヤな音が響いてはいましたが、やっぱりすごい雨。
あーあーあー(T▽T)
駅前のタクシーの列を見て心が折れそうになりましたが、思いのほか足の調子が良さそうだったので歩き始めました。
予定通りならば4キロちょっとの道のりです。
何処へ行くかと申しますと、フェリーターミナルであります。
フェリーで八戸まで。向こうには朝に着きます。列車を使うと東室蘭で1泊、青森にはお昼過ぎに着くので、大幅に時間の節約になり、木古内~蟹田間の特急料金も支払わなければいけないので宿代もさして変わりません。
ちなみに2等船室は4500円、1等は9000円です。
昨日列車で泊まって、2泊目が雑魚寝というのもアレなので、やや奮発して1等を予約しました。だって、ベッドもあるし。
待ってろ寝床。
しかしそこまでの行程は甚だ厳しいものでした。
まず、暗い。これは地方都市共通なので、歩道があるだけまあよしとします。
しかしそこは北海道、舗装が悪いのです。雪の降る地域は何処もそうですが、轍、ひび割れ、路面崩壊が著しく、時折スピードを出した車が通ると、とんでもない距離まで水が跳ね上げられます。
足下がよく見えないので何度か水たまりに踏み入れてしまいました。
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そして、これはどこの港にも(空港でも)割とみられることですが、歩道が突如消えたりします。
もとより徒歩の客は想定していないんですね。
せっかくターミナルの建物が見えたあたりで歩道はついに途切れ、最後は駐車場の芝生を突っ切って到着しました。
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駅から約1時間。十分歩ける距離です。雨さえ降っていなかったら(泣)
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フェリーの乗船手続きは初めてなので、ちょっぴりどきどきしましたが、ネット予約でゲットした乗船番号に住所名前電話番号でおしまい。
大きな待合ロビーにはこの時間でもお土産屋さんが営業していたので、なかば諦めかけていたROICEのチョコレートを買うことが出来ました。
フェリーにして良かった!
備え付けのテレビでスポーツニュースなど見つつ1時間ほど待って、乗船開始。
船室は2段ベッドがふたつあるものの、どうやら自分しか乗客はいないようでした。いやっほー!
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浴室があるとのことで、出航前に行ってみました。なんと船室には浴衣も常備されています。
狭っ!
5人分ほどの洗い場と、これまた5人入ったらいっぱいいっぱいの浴槽。
身体を洗っている後ろで、掛かり湯なんて何処吹く風のじいさんがざっぱーん、と浴槽へダイブ。あー、やだやだ。
身体だけ洗って早々に上がりました。あー、昼間に温泉行っといて良かった!

夕飯を買いに売店に行ってみましたが、クリームパンとカップラーメンで精一杯。でもいいのだ。
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広々とした(気分的に)船室を独り占めしての食事はメニューに関わらずリッチな気分になれます。
試しに明かりを消してみるとただならぬムード感(意味不明)。
闇に沈んだ窓のスクリーンを、左から右へ流れていく苫小牧の街。
さらば、北の大地よ。
パックのお茶を掲げつつ、俺の瞳に乾杯。
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(つづく)
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2011 北海道&東北旅行(2) [大なり小なり旅の記録]

7/16(土曜日)・その1

朝は4時頃目覚めました。列車は払暁の噴火湾沿いを走っておりましたが、あいにくの雨天です。
明るくなっていく車窓をぼんやりと眺めていたら、隣の席の女性が話しかけてきました。
お話を伺うと「北海道&東日本パス」を使って千葉から普通列車を乗り継いできたとのこと。
加えて、レンタサイクルで旧跡を巡ってきたとか。
すごい!
このような肉体系貧乏旅行には大いに共感します。

お話していくと同世代ということも判明し、その後も映画などいろいろな話題で盛り上がりました。

そういえば自分は余り旅先で人とお話することってないなあ。
2000年頃、姉が懸賞で当てた日本ライン下りのタダ券を使うべく、はるばる名古屋へ行った帰りの中央西線のなかでお話しした研究者のご夫婦が面白かったです。
ご専門は西アフリカの文化だそうで、そのとき紹介された著作のリンクをこの際張ってみます。
http://www.akashi.co.jp/book/b64091.html
http://www.akashi.co.jp/book/b64231.html

彼女はこのあと富良野へラベンダーを見に行くとのことで、札幌駅でお別れしました。
よい旅を~。
自分はといいますと、洗顔したり髭を剃ったりして1時間ほど使い、7時過ぎに札沼線という通勤&ローカル線に乗り込みます。
この矛盾した性格を持つ路線は、途中の石狩当別までは札幌のベッドタウンとして発展しつつあり、そこから終点の新十津川までは畑と牧草地が広がっています。
市内の沿線は札幌の中でも新しい地域で、建物も新しめですが、雪下ろしのためか平らな屋根の家はどれも屋根まで梯子が伸びていました。
競馬場周辺に広がる厩舎、そこにある3車線ならぬ3馬線?の馬専用陸橋などにも感心しつつ、気づけば終点石狩当別まで寝入っていました。

石狩当別からの列車は1両編成。
高校生たちがボックスを占領すべく空席にバッグをセットするので、あえて中央で仁王立ち。
オシャレ(らしい)しているカップル及び上層階級と、無口に俯く下層階級のヒエラルキーが一目瞭然です。
面白いぞ、ここの高校生。
彼等はみな途中の石狩月形駅で降りていきました。
ちなみにこの列車で見つけた落書きがこちら。
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ウゴウゴルーガ…。時代を感じます。

さて、終点の新十津川駅からは、函館本線の滝川駅まで4キロ弱とほど近く、十分歩けます。
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札幌から70キロ以上並走して、最も近づくのがこの区間なのですね。かつてアリバイ崩しのトリックに推理小説にも採用されました。
雨は激しくなってきましたが、とりあえず出発。
徳冨(とっぷ)川、石狩川と2本の川を越えなければならず、渡河の常として一直線とはいきません。
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大きく迂回するルートを歩いている内に、素足にサンダルの足が妙な具合になってきました。
もともと両方の薬指に水ぶくれが出来かけていたのですが、ここに来て悪化したようです。加えて親指の付け根の内側にも新しいのが出来てしまいました。
滝川駅であわてて靴下を履きました。

途中で気になった物件をいくつか。
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郷土の銘酒「金滴」。脳内で「きんてき」というとあっちの方に変換されてしまいました。

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滝川の街で見つけた空き家。脚の抜けたベランダも危なっかしくていいのですが、犬小屋の前で四つ足を踏ん張っている謎の機械も気になります。

ここは根室まで長駆する北海道の大動脈、根室本線の起点ですが典型的な地方都市で、畳まれた店も目立ち、衰退しているようでした。
ここから留萌本線の起点、深川まではたった3駅ですが、このあたりは普通列車が少なく、また歩ける距離であるはずもないので、別途購入していた特急券と乗車券で特急列車を使います。
列車の本数そのものが少ない北海道はこのようなケースが多いので、鈍行旅行ではかなり余裕を持った旅程が必要です。

深川から留萌本線の二つ目の秩父別までは歩ける距離でしたが、天候と足の状態を鑑みて列車で移動することに。
北一已(きたいちやん)というすごい当て字の駅の次が秩父別。
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駅から線路際を戻る感じで5分ほど歩くと、元気よく回るペットボトル風車の向こうに大きな施設が見えてきました。
去年、三重県養老などで訪れたような巨大温浴施設です。
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こちらの「ちっぷ・ゆう&ゆ」、私は気に入りましたよ。
その理由を挙げますと、
1.お客が少なかった。
2.清潔だった。
3.入湯料が安かった。(500円)
4.受付のお姉ちゃんが可愛かった。
5.お土産が豊富。
6.有線で何故かエアロスミスがかかっていた。

そして何より、
7.併設されていた食堂が素晴らしい。
です。
露天風呂などはなかったものの、この手の施設の割にはシャンプーなどの泡切れも良く、いい気分で湯から上がって、この日初めてまともな食事をとるべく食堂へ。
あれこれ考えるのが面倒くさかったんで、おすすめの牛カルビ定食を頼んだらこれが大当たりでした。
お肉からお米からサラダまで、まったく死角のない美味しさ。
「北海道は何を食べても美味しい神話」はこの度めでたく更新されました。

休憩スペースの入り口脇には、地元のサークルでしょうか、川柳の短冊が飾ってありました。
面白かったのでいくつかピックアップしてみます。

・見栄を張り 英字新聞 逆さ読み
・呪文かけ やせた気分で 散歩する
・裏の裏 読んで消えない 不整脈
・のらくろを 読んだ仲間も 影薄く
・原発の 風も流れも 読み切れず

などなど、力作揃いでした。

なんかいいな。
また来たいな。ここ。

(つづく)
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2011 北海道&東北旅行(1) [大なり小なり旅の記録]

震災以降、JR東日本から発売された2種類の切符を使って、北海道東北に行って参りました。
一日限定でJR東日本管内は新幹線まで乗り放題の「JR東日本パス」。
一週間、JR北海道とJR東日本管内および青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、北越急行線、富士急行線の普通・快速列車を乗り放題の「北海道&東日本パス」。こちらは急行料金を払えば乗車できます。
これがどちらも\10000。
今回はこちらに加えて別の交通機関も利用した、いつもの鉄道旅行とはやや異なった旅となりました。


7/15(金曜日)

17:30の終業からマッハで東京駅へ。
この先は札幌まで乗り換え時間がタイトなので、改札内地下の食品売り場で買いだめします。
タイ料理のお弁当、お稲荷さんなどを買い、特にシナモンバンズとスコーンを買ったDEAN & DELUCAの売り子さんが余りにも超絶美人でして、上機嫌でホームへ。

切符に記載された席へ行くと先客が。

切符を付き合わせても合ってるので、はて新青森行き「はやて」じゃなくて秋田行き「こまち」の方の席なのか?などと首をひねりつつホームでもう一度券を改めると、重大な事実が発覚。
ええ。ちょうど12時間前に発車する列車の切符だったのです。
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新宿駅みどりの窓口め!
鉄歴30年ですが、これほど本質的なミスには初めて遭遇しまして、また、これ程深刻なチェックミスも初めてでした。
わははははは。腹立たしいやら情けないやら。
ホームで高笑い&手近な柱にグーパンチ。どちらも人前でございます。
でも、いいじゃんこんなときぐらい。ねえ、神様?

おかげでデッキで立ちっぱなしです。
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ドアの窓からぼんやりと眺めた夕景の微妙な事よ(笑)
結局4時間の内、盛岡から先の1時間しか座れませんでした。
自分がデッキで旅の先行きを案じつつiPodを聴いていた頃、栃木県南部を信玄とする大きな地震が首都圏を見舞っていました。
ややあって閲覧したTwitterでしったんですが、宮城県と岩手県の県境あたりを走行していた列車には影響はなく、定刻通り新青森に到着。

青森まで一駅移動して、札幌行き夜行急行「はまなす」に飛び乗ります。
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2分の乗り換え時間しかないので、手近な車両から乗り込んで車内を移動します。
おかげでB寝台、カーペットカー(どちらも更衣室付き)などを拝見できました。
この「はまなす」号は急行券・指定席券を追加すれば「北海道&東日本パス」で乗車できるので、時間もお金もない自分のような貧乏旅行者にはぴったりなのです。
しかも自分が割り当てられたのは元グリーン車を改装した「ドリームカー」というゆとりのある車両でして、お稲荷さんを食べて顔洗って歯磨きしたら、よーく眠れました。
新幹線で立たされた疲れもあったのかもしれませんが、青函トンネルのおかげかもしれません。
ここは線路が痛む要因が少ないので、継ぎ目のない1本のレールを敷いてあるのです。
だから列車特有の「ガタンゴトン」がなく、眠りやすいのですね。

(つづく)
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本厚木~鵠沼海岸(下) [大なり小なり旅の記録]

まだ4時半ということもあり、ちょっと疲れてもいましたが海まで行ってみることにしました。
なにより、JRいを使うと運賃が高くつくので、私鉄の駅まで行ってしまいたいというみみっちい性根もあります。
行きがけに境内の露天で大判焼きを買ったのですが、これが半生。
不味い大判焼きを初めて食べました。これも勉強です。

さっそく鳥居を潜って南下開始。
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湘南のイメージ(偏見)を象徴するかのようなコントラスト

相模線を渡って県道47号線をすぐ左折。
これまた相模線のイメージ(偏見)を象徴するようなコントラストを発見。
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奥から、妙な様式の「モテル」→相模線→畑→簡易便所。

これまたすぐの県道46号線との交差点で見つけたのはこちら。
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ウソをつくなウソを。

中瀬の交差点を右折、ほどなく景観寺交差点を左折。やはり地図を持っているとスムーズに歩けます。
しかしここまででも結構歩いてきたので、眠くて仕方ありません。何度も歩きながら寝入るかと思いました。
左手に発見したのは2階の表を鳩小屋にカスタマイズした家。
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どれもみな、見慣れた鳩より一回り大きく、遠目にも珍種であることがわかりました。

小出川を渡ってすぐの丁字路を右折。すぐに新湘南バイパスを潜ります。
ここからは一本道です。

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以前、赤瀬川原平さんの写真にもありましたが、茎が折れてもなお上を向く生命力。
自分のように生命力が希薄な存在にとっては感動的というより不思議な光景ではあります。

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いつしか青い車線があるな、と思ったら、これが噂の自転車専用レーンでした。
でも使っている人はごくわずか。
右折車両の脇を通り抜ける際に車両がしょっちゅう進入したりしていたので、定着までにはかなりの時間がかかりそうです。

茅ヶ崎駅も近くなった辺りの歩道橋で衝撃のスローガンを発見。
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え。
倉見って、このあたりですか?(再掲)↓
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何もないんですけど…。こりゃ無茶です。
もっとも、先に開通した九州新幹線の新船小屋駅なんかも相当辺鄙らしいのですが…。

茅ヶ崎駅を華麗にスルーして、県道310号線と名を変え、道幅も狭まった道を相模灘へまっすぐ南下。
ようやく念願の海に辿り着いたのは6時ちょうど。
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砂浜にはやはりカップルが似合います。
波打ち際へ下る階段に腰掛けて、仲睦まじい男女をぼんやり眺め、しばらく目を閉じるとこれまでの疲労が和らぎました。
あとは潮の香りと波の音で気を紛らわせて、東進を開始します。目指すは正面にぽつんと見える江ノ島です。
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しかし夕暮れの浜辺は魅惑的です。
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振り返ると富士山の右肩越しに夕陽が落ちていきます。

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波打ち際に降りていくと、この辺のしめった砂は案外歩きやすいことが判明。おまけにアスファルトと違って路面が柔らかいので足に優しいです。
サーファーを横目に、時折跳ねっ返りの波を交わしながら、歩きます。

さて、波打ち際といえば国民的お約束を忘れるわけにはいきません。
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愛の終わり。

とか遊んでいるうちにどんどん暗くなっていることに今さら気づき、遊歩道に戻ってずんずん進みます。
結局、小田急江ノ島線の鵠沼海岸駅近くの引地川に架かる橋を渡った頃は日もとっぷり暮れて7時半。
駅前のパン屋さんのタイムセールの誘惑に負けてカレーパンを所望。
この駅は普通列車しか停まらないので、一度片瀬江ノ島駅まで乗車して折り返し、中央林間から東急田園都市線に乗り換えて帰宅しました。

帰宅して行程を調べたら20キロ以上ありました。
翌日の仕事は眠気と倦怠感のなかでこなしましたとさ。
(おしまい)

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本厚木~鵠沼海岸(上) [大なり小なり旅の記録]

昭和の日は本厚木から相模川沿いに南下し、寒川神社へ参拝して茅ヶ崎から海岸沿いに今度は東進して江ノ島方面まで歩いてきました。

本厚木は大学2年まで通った校舎があり、その後もちょくちょく行ったものの卒業してからはご無沙汰でした。
12年ぶりに小田急で遠征したんですが、快速急行なんて出来たんですね。下北沢から新百合ヶ丘まで停まらないなんて。速い速い。
あと、登戸までの高架複々線工事がかなり進んでいて、車窓風景もずいぶん見晴らしが良くなってしまいました。
ついでに、成城学園前だけは地上から地下へ潜ったのですね。

北口を右に折れてしばらく進んだ交差点の向こう側に、量り売りしてくれる駄菓子屋さんが今でも営業していたので、かりんとうと海老満月を購入。
おばさんとちょっとお話ししたところ、母校の学生が落書きされていたシャッターにきれいな絵を描いてくれたとのこと。
偉いぞ後輩。

小田急線の高架下を、かつて使っていた自転車駐輪場を横目に相模川方面に進むと、こんなものが。

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おお、これぞまさに「鯉さがり」。

相模川を下ります。
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東名高速の下を潜ってすぐ、右手に小学校がありまして、少年野球のチームが練習していました。
ぼんやり見物しながら歩いていたら、あろうことか打球がこちらに飛んできました。
ちょうど路面は工事中でやや不安定でしたが、路肩の砂利をやや崩しつつも無事に捕球に成功しました。
トートバッグをかけたまま返球したらちょっぴりそれて鉄棒を直撃してしまいました。
自分はキャッチボール程度の経験しかありませんが、昔から捕るのは得意でも、投げるのは苦手だったんです。
でも「あの人すげー」とか言ってもらえてちょっぴり鼻高々。

戸沢橋の手前で合流する玉川という支流をちょっと上っていく道がこちら。
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菜の花の道です。

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戸沢橋から振り返ったら、丹沢山地に雲がたくさんかかっていました。
この日は風もなく、終始上天気でした。

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橋を降りて程なく、左手で見つけた衝撃の看板。
掘る物だ!(笑)

相模線の手前で右折して南下、しばらくして線路を渡っり、住宅街に溶け込むような曖昧な商店街の中にぽつんとある倉見駅。
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ここ、後でもう一度出てきます。
ちょっと行った和菓子屋さんで旬の柏餅を買いました。

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付近で見つけた、妙に気になる倉庫。
ガレージの中にある年代物の乳母車もいい感じです。

県道46号線に合流して、目久尻川を越えて馬場の交差点で右折、相模国一宮、寒川神社に到着しました。
さすが一宮だけあって、さほど広くはありませんが剪定も行き届いており、落ち着きと風格がありました。
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今年のおみくじは「吉」とか「小吉」など、いまいち振るわなかったのですが、ここでは中吉でした。徐々に上向いてるぞ。俺の運。
こちらの神社は最近設備を建て替えているようでして、広々としたトイレがたいそう綺麗でした。

ベンチで先ほど買った柏餅をいただき、木漏れ日で地図を見ながら、これからどうしようかと考えました。
(つづく)
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海を見に行く [大なり小なり旅の記録]

震災から2週間ほどの時期は連日の余震や原発報道から来るストレスのためか、顎関節症になったりして、まあ意気消沈しとりました。
そこで3月26日、抗いがたい衝動に突き動かされて三浦半島へ行ってきました。

最初は水族館でも行こうかと駅前から油壺行きのバスに乗り込んだんですが、マリンパークの入場料があまりに高かったので(自分の感覚ではw)、行きつけの三戸海岸まで歩くことにしました。
いつも通りと言うことです。

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このあたりまでは順調だったのですが、道を1本間違えて30分ほどタイムロス。
その間に暮れゆく空には雲が出てきました。


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海岸についた頃には、夕暮れ時のぼんやりとした光線に照らされていました。
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不気味なぐらい海面は凪いでいました。

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浜に打ち上げられていたウミウシ。
そこここに転がっていて、足下を見ていないと踏んづけそうでした。

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向こうに見えるのは富士山のシルエットです。

冷えてきた風の中、黒崎の鼻の岩場で餡ドーナツを頬張りながら、「ここで緊急地震速報鳴ったらちびるなー」などと考えました。
お土産には、三崎口駅前の売店でいつも通りマグロの角煮を買い求めました。


おまけその1
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油壺から県道216号線の脇道を歩いていたときにゴミ集積所で見つけました。
中は見られませんでしたよ。そりゃ。

おまけその2
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帰りに台地の上に広がるキャベツ畑で見つけた謎の器具。
何となく想像がつくような気もしますが、使っているところを見てみたいです。

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ときめきの上州路 [大なり小なり旅の記録]

先々週の連休に敢えて温泉に行ってきまして。

青春18きっぷで行ける範囲、前日で予約できた限りで群馬県の湯宿温泉というところへ行ってまいりました。
在来線の最寄り駅は上越線の後閑駅ですが、燃料不足から地元のバスは本数を減らしており、8キロほどの道程を歩いたりしました。

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後閑駅から利根川を渡ったところにある「茂左衛門地蔵尊」へお参り。
江戸時代に藩主を直訴した「義民」だそうで、当時の沼田城主、真田伊賀守は改易となったとか。

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上越新幹線の下をくぐります。

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この辺りは「黒岩八景」という景勝地です。

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対岸へ橋渡しをする形となった倒木にはなにやら動物の足跡が。

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国道17号線(三国街道)に出て、新潟方面に進みます。

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新治小学校付近で見つけた看板。
すげー気になりますが、徒歩の身としては時間がありません。車って便利なんだなあ。

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双子のスープラを発見。

とまあ、楽しく2時間ほど歩いて、日暮れも近づき肌寒くなってきたあたりで宿に到着。
後で知ったのですが、燃料不足からキャンセルが相次ぎ、結局この日の宿泊客は自分ともう一人しかいませんでした。

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田舎の食事って、レタス一枚から風味も味わいも段違いなんですよね。素材の段階で都市部とは比較になりません。

平素口にしないビールなんぞ飲みまして、寝床にぶっ倒れたら余震で起こされ、テレビの原発情報に見入り、「これじゃ旅に出た意味ないじゃん!」と煩悶し、それでもしっかり3度入浴してから帰ってきました。

さて、旅館にはたいていお茶請けのお菓子が置いてありますよね。

「ときめきの上州路」

ウエハースとゴーフルの合いの子のような、さっぱりとした甘さの焼き菓子です。
卓抜なネーミングセンスに魅了され、勤め先へのお土産として購入したところ意外と好評でした。
通販とかあったら注文してみようかしら、とググっても全くヒットしません。
どうやら掘り出し物のようです。

味よしネタによし、オススメのお土産ですのでささやかながらこの場を借りて宣伝をば。
製造元のみゆき食品は渋川にありますので、そちら方面にお出かけの際は是非探してみてください♪
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